舞妓さんや芸妓さんが行き交う、花見小路の中ほど。行列ができることも多い、人気の甘味処が「ぎおん 徳屋」だ。あっさりと上品な甘味は、界隈のお茶屋や地元民からも評価が高く、並んででも食べる価値がある。
お客さんの8割が注文する人気メニューが、「徳屋の本わらびもち(1,200円)」だ。注文を受けてから、国産の本わらび粉と和三盆糖を京都の名水で練り上げており、その上には繊細に削られた氷が乗っている。お供は、甘さ控えめの黒蜜ときなこ。わらび餅のとろりとした食感とすっと溶けるような口当たりを楽しみつつ、氷に黒蜜をかけていただこう。また、吉野の本葛で作る抹茶本くずもちとの合い盛り(1,300円)もおすすめだ。
なお、わらび餅は店舗で直接受け取りのみ持ち帰りができる。賞味期限は当日限りなので、その日のうちに宿でいただくか、おみやげとして持っていくべし。前日までに予約を。
卓上の電熱七輪でお餅を焼く「もちやきぜんざい(1,000円)」も人気。大粒の丹波産大納言をふっくらと炊き上げたぜんざいにお餅を入れて楽しめる。
また、食感にこだわった極上のかき氷もここならでは。京都「柳桜園」のお濃茶で作った抹茶シロップの「特上抹茶宇治金時(1,300円)」のほか、春限定の「いちごづくし」、夏季限定の「お番茶のかき氷」にもファンが多い。