オーナーは、ソムリエ歴約40年の西別當 選(にしべっとう えらぶ)さん。ソムリエの世界的最高資格・マスターソムリエであり、京都のソムリエとして初めて「京都府優秀技能者(京都府・現代の名工)」を受章。フランスのシャンパーニュ騎士団のオフィシエ(将校)にも任命されている。
京都ホテル(現・京都ホテルオークラ)でシェフソムリエ、そして京都ホテルオークラ別邸・京料理 粟田山荘の支配人を務めた経験から、「和食とワインとのマリアージュを楽しめるお店を」と、2015年に「ワインと和食 みくり」をオープン。1階はカウンター席、2階はソファ席のアットホームなお店だ。
季節の和食コースは9,000円、12,000円の2種類。料理を手がけるのは、祇園の名割烹で研鑽を積んだ宮脇雅也さんだ。ワインはフランス産を中心に、日本、ニューワールドなど約130種類を揃えており、お客さんの9割以上が、おまかせでオーダーする。
先付にはシャンパン、揚げ物には軽やかな白、椀物には甲州ワイン……と、それぞれの料理に合わせた日替わりのグラスワイン8種類が登場。
繊細な料理と絶妙なペアリングのワイン、そして国内のほか、中国・明時代などの骨董のうつわを愛でつつ、極上の時間を過ごすことができる。
お店がある木屋町二条は、骨董店やセレクトショップが点在する、大人のためのエリア。鴨川、高瀬川もすぐそばだ。お店を訪れる前には、しばし散策にふけることをおすすめしたい。